技術士第二次試験 合格率推移等(平成24年度~令和4年度)

令和5年度の申し込みが始まります。

受験申込書配布期間 令和5年3月27日(月)~4月17日(月)
受験申込受付期間 令和5年4月3日(月)~4月17日(月)

試験は、筆記試験(7月)+口頭試験(12月~11月)で、筆記試験合格者が口頭試験を受けることができます。
筆記試験を合格しても、口頭試験で落ちてしまうと翌年以降も筆記試験から受験することになります。

口頭試験では、受験申込時に記入する内容が合否に大きな影響を及ぼします。

受験申込みについては、自分で考えることも大事ですが、できれば、指導・指摘をしてくれる方を探しましょう。社内や身近な人にお願いできれば良いですが、周りにいない場合は、ネット等でも様々な方法で支援してもらう機会があります。
今は、書籍やブログ等でもそのノウハウが多く公開されており、積極的に情報を収集していきましょう。

確認する主なポイント
①技術部門はあっているか?(第一次試験と同じである必要がありません。)
②選択科目はあっているか?
③専門とする事項はあっているか?
④技術士にふさわしい業務経歴になっているか?
⑤技術士にふさわしい業務内容の詳細になっているか?

受験申込時は、経験年数が足りているかなど、事務的なチェックはされますが、内容までには言及されません。せっかく筆記試験に合格しても、①~⑤の内容が合っていなければ、口頭試験では悲しい時間を過ごすことになります。
特に筆記試験合格から口頭試験合格発表では5か月ほども時間があり、それを不安な気持ちで過ごすのはかなり負担となります。

そうした意味でも、良いスタートを切れるよう、できるだけよい受験申込書を準備しましょう。

モチベーションを上げるために、合格率に関する集計表とグラフを示します。
筆記試験の合格率は高いが、筆記で低い部門があるなど、部門によって偏りがあります。
そういったことからも、受験申込書をしっかりと対応する必要性を感じていただけるのではないでしょうか?
ご自分の受験予定の部門について、確認してみましょう。

技術士第二次試験 統計情報|公益社団法人 日本技術士会 (engineer.or.jp)

目次

令和4年度 合格率

合格者の算出は以下のとおり
・筆記試験合格率     =筆記試験合格者数(筆・合格)/受験者数
・最終合格率       =口頭試験合格者数(口・合格)/受験者数
・口頭試験合格率(口/筆)=口頭試験合格者/筆記試験合格者数(筆・合格)

機械部門と生物工学部門において、口頭試験合格率(口/筆)が70%強になっています。他の部門では80%~90%程度なので、厳しい結果と言えそうです。一方で、最終合格率は、17%です。
建設部門においては、口頭試験合格率(口/筆)が合格率が94%で、最終合格率は10%です。

ここでは原因の推測に言及しませんが、いずれにしても、口頭試験が重要であることは変わりません。
口頭試験の一部である受験申込書の重要性が理解できるでしょう。

表 令和4年度 合格率

口頭試験合格率(平成24年度~令和4年度)

口頭試験合格率=口頭試験合格者/筆記試験合格者数

表 口頭試験合格率(平成24年度~令和4年度)

グラフ 口頭試験合格率(平成24年度~令和4年度)

最終合格率(平成24年度~令和4年度)

最終合格率=口頭試験合格者数/受験者数

表 最終合格率(平成24年度~令和4年度)

グラフ 最終合格率(平成24年度~令和4年度)

筆記試験合格率(平成24年度~令和4年度)

筆記試験合格率=筆記試験合格者数/受験者数

表 筆記試験合格率(平成24年度~令和4年度)

グラフ 筆記試験合格率(平成24年度~令和4年度)

受験率(平成24年度~令和4年度)

受験率=受験者数/申込者数
平均:83%、最小65%(H28・資源工学部門)です。
令和4年度、建設部門(申込者数:17,443人、受験者数:13,026人)で、 4,417人が受験していません。
コロナ等の疾患、ご自身の体調、ご家族の状況、仕事の状況、準備が十分でなかったなどの理由があるかもしれません。
仕事をしながらの受験が大変であることの一端が、以下の数字から垣間見えます。

表 受験率(平成24年度~令和4年度)

グラフ 受験率(平成24年度~令和4年度)

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技術士 建設部門

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